IPO -証券会社審査への対応

その1 証券審査が必要なワケ
上場の可否は東証などの証券取引所が判断します。上場申請に際しての証券取引所による審査がそれです。 ところが、証券取引所の審査を受ける前に、引受証券会社の審査も受ける必要があります。

その2 公開引受部との関係
引受公開部との付き合いは上場まで続きます。ありとあらゆる事を相談できる良好な関係が必要です。公開引受部は上場審査に耐えられることを目的に改善を促してくれる立場ですので、隠し事なく何でも早めに相談することが大事です。

その3 審査部による審査が始まる
証券取引所が行う上場審査に準じた内容になっており、通常東証へ申請を行う半年程度前から行われます。証券会社によっては本審査と中間審査の2回に分けて行うような場合もありますし、改善が不十分であれば、改善期間を置いてから再度審査が行われます。

その4 審査における心構え
質問が提示されら、いち早く(その日のうちに)、質問を棚卸し役割分担を行います。 これには、上場準備に社内に最も詳しい人が関わるべきです。