IPO -Ⅰの部七変化

その1 早めにとりかかろう
上場申請書類の中で最もポピュラーなものは上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)と呼ばれるものです。このⅠの部、内容はそのままなのに表紙を変えて別の書類になることがあったりして戸惑った経験を持った方も多いでしょう。

その2 1年前までの記載でいったん提出
証券会社では、上場審査部による審査に先立ち、公開引受部が審査に対応できるようにコンサルティングを行います。通常、上場直前期の始め頃からこのような作業に入りますので、このタイミングでいったんⅠの部を仮提出します。

その3 いよいよ審査に提出
上場申請期に入り上場直前期の決算内容も確定すると、数値をアップデートしたⅠの部を再作成します。このⅠの部が証券会社の上場審査部に提出するバージョンになります。

その4 届出書への変身
Ⅰの部の最終版は上場承認日に形式上正式提出となりますが、同じ日に提出する有価証券届出書という法定提出書類にも利用されます。

その5 目論見書にも変身
もう一つ似たような書類に、目論見書(もくろみしょ)と呼ばれるものがあります。正式名称は「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」という名前です。本文は有価証券届出書と全く同じものになります。これにカラーページと呼ばれるハイライト情報を冒頭に追加して、上場承認日に発行されます。